2016.08.19

Primal.オープンのお話 #12


前回のあらすじ


そして少し時が経ち、Primal.に当時、大学生だったCHOKI CHOKIお洒落キング 水谷俊介がバイトしたいと言ってきたのだった…
アルバイトしたての俊介はCHOKI CHOKIお洒落キングだっただけあって俊介を目当てにお客さんがいっぱい来た。
お店に来るお客さんの中には写真撮影までしていく始末で、洋服屋というよりアイドルのお店みたいな状態になっていた。
正直これにはちょっと困ってしまった…
そしてCHOKI CHOKIお洒落キングの雑誌掲載の際に僕はいつも俊介に言っていたことがあった。
それは「Primal.の服を売るために無理して着ないでほしいと。」
僕は売れれば何でも良いようなお店にはしたくなかったし、何より売上のために着ていることがお客さんに見透かされたら俊介がカッコ悪くなると思ったからだ。
これはカメラのレンズを通した奥にも映し出されるものだから、そう言うことは絶対にやめよう!と言っていた。
俊介もその事には納得して自分が本当に良いと思った洋服しか着なかった。

そして時は経ち大学を卒業した俊介はPrimal.に就職をする事になる。
毎日バイクで通勤して皆んなで楽しそうに外でタバコを吸いながら笑って話し、働いていた記憶が今でも残っている。
あとから登場するけど、確かこの辺りでWoddyがバイトとして俊介の後に入り始めた時期でもあった。
この頃ぐらいから売上は良かったものの僕が最初に作り上げてきたPrimal.がオープン当初のPrimal.ではなくなってきた時期になったとも言える。
要は簡単に売上も作れるし、有名でもあり、若者の憧れ的お店である反面、そんなに努力をしなくても良い環境になってしまったのである。
良い意味では俊介のお陰でもあるんだけどね。
それでいて売れていたし、僕は気にもとめず毎日が繰り返される日々が続いた…

写真はPrimal.で働らき始めたくらいの頃の俊介で、いま見ても色気があるし、僕の中では永遠に彼は今でもキングなんだと思う…

 



つづく